抄録
2001年から2010年に細菌感染症で山口県下の8カ所の動物病院に来院した犬及び猫からStaphylococcus intermedius group(SIG)が389株,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)が143株及びS. aureus(SA)が66株分離された.47%のSIG(183株),34%のCNS(48株)及び38%のSA(25株)がメチシリン耐性であった.MRSIGの分離は2007年以降に増加していた.すべてのMRブドウ球菌はアルベカシン,リネゾリド,バンコマイシン,テイコプラニンに感受性であった.さらに,MRSIGとMRCNSはミノサイクリンとアミカシンに,MRSAはクロラムフェニコールとスルファメトキサゾール・トリメトプリムに80%以上の株が感受性であった.