日本獣医師会雑誌
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獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
市販鶏肉のCampylobacter 属菌とListeria 属菌による汚染
小林 清美落合 由嗣新井 敏郎植田 富貴子
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キーワード: Campylobacter, 鶏肉, 汚染, Listeria
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2021 年 74 巻 5 号 p. 321-326

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抄録
市販鶏肉を一般のブロイラー(以下,「一般」という.)と銘柄鶏(以下,「銘柄」という.),地鶏に区分してCampylobacter 属菌(以下,「C属」という.)とListeria 属菌(以下,「L属」という.)の汚染状況を調査した.C属は90検体中57検体から分離された.地鶏・銘柄では検体の50%以上からC. jejuni が分離された.C. coli による汚染は,C. jejuni の半分以下であった.L属は65検体中49検体から分離された.C属,L属ともに分離率は地鶏・銘柄で高く,一般で低かった.C属とL属の両方が検体の43%から分離された.L属のみが分離された検体数は,C属のみが分離された検体数の3倍であった.菌種別では,C. jejuniL. innocua による複合汚染が最も多かった.以上,地鶏,銘柄,一般ではC属及びL属による汚染の割合が異なる可能性を示した.
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