2022 年 75 巻 1 号 p. e24-e28
牛枝肉表面の切除法とスポンジ法による衛生指標菌数を比較した.2020年の冬期と夏期に30頭ずつ,切除法は臀部,ともばら2カ所及び胸部を計20cm2採取,スポンジ法は切除法の隣接部位を計400cm2拭き取った.60検体の切除法による一般生菌数(平均±標準偏差)は1.50±0.79 log cfu/cm2,腸内細菌科菌群は0.44±0.21 log cfu/cm2,スポンジ法は各々1.00±0.48 log cfu/cm2及び0.29±0.12 log cfu/cm2であった.切除法の一般生菌数及び腸内細菌科菌群数はスポンジ法のそれらと比べて高かった(P<0.01).一般細菌数の回帰式はy=0.25x+0.62,決定係数(R2)は0.17であった.切除法の一般細菌数を予測するために実施するスポンジ法の信頼度は低いと思われた.