接触式ソフトメンブレン超音波生体顕微鏡(SM-UBM)を用いて犬の隅角検査に関する基礎的検討を行った.ソフトメンブレン(SM)を機器説明書に従って装着すると鮮明な隅角画像は得られなかったが,その装着位置を嵩上げすると,鮮明な同画像が得られた.そこで,解凍豚眼を用いてSM装着位置を1-3 mm嵩上げして毛様体溝様構造部の開口部距離と面積を計測し,検者内と検者間の信頼性を評価した.その結果,最適SM装着位置はそれを3 mm嵩上げすることであった.この条件で犬隅角を撮像したところ,SMの3 mm装着位置は従来型UBMと同等以上の隅角画像が得られ,獣医領域でSM-UBMを使用する場合にはSMの3 mm装着位置が最適条件であることが示された.本条件を用いることで,犬隅角を安定してSM-UBMで評価できるものと考えられた.