広島県東広島家畜保健衛生所
広島県久井家畜保健衛生所
1983 年 36 巻 9 号 p. 528-533
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
1981年2月から3月にかけて, 流涙, 鼻汁漏出, 歩様蹌踉, 盲目などを主徴とする, 乳用雄去勢肥育牛の疾病が発生した. 剖検では頭頸部, 前胸部などの皮下および筋肉間質の水腫が著しかった. これらの部位の病理組織学的検査では, 筋間質の水腫性拡張が著明であり, 間質小血管の変性, 筋線維の萎縮あるいは硝子様変性も認められた. 血液生化学的検査では, 血漿中ビタミンA濃度は, 10例中5例が痕跡程度, そのほか4例が22.11U/dl以下であった.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら