日本獣医師会雑誌
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Enterobacter cloacaeが分離された子牛の化膿性髄膜脳脊髄炎の1症例
松田 真紀代仲村 和典近藤 守人向井 寿輔梅下 泰三多田 憲市
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1988 年 41 巻 6 号 p. 433-435

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抄録

1986年8月, 10日齢のホルスタイン種の子牛が, 頚部および四肢を伸展, 強直して横臥し, 音に過敏に反応するなどの神経症状を呈した. 剖検所見では脳軟膜および頚部脊髄髄膜は著しく混濁, 肥厚し, 頚部硬膜下腔にはフィブリンの析出があり, 化膿性髄膜脳脊髄炎と診断され, 脳から純粋にEnterobacter cloacaeが分離された.

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