日本獣医師会雑誌
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埼玉県東部における犬パルボウイルス感染症の臨床的調査
草地 恒太千葉 直樹
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1992 年 45 巻 12 号 p. 943-947

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抄録

1981年から1983年の間, 埼玉県東部において犬パルボウイルス感染症の突発的流行を認めた. ワクチン接種の普及にともないこの流行は衰えた.この疾病には性差による感受性は認あられなかった. また, 犬の年齢に関係なく感染し, 飼育場所が室内であるか否かの著明な差も認めなかった. アジュバント加不活化CPVワクチン接種により犬はCPV感染症から守られ, 弱毒化CPVワクチンは不活化ワクチンに比較しより強い免疫反応をおこさせた.

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