日本獣医師会雑誌
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エンドトキシン静脈内投与が未経産牛の動脈血液ガス分圧に及ぼす影響
鈴木 一由味戸 忠春村上 佳文安斎 秀行岩淵 成紘
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2000 年 53 巻 4 号 p. 200-204

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抄録
1lの生理食塩液に溶解した2μg/kgのEscherichia coli serotype 01ll: B55由来エンドトキシンを400ng/kg/分でホルスタイン種未経産牛4頭に静脈内投与した. その結果, 循環血漿量は投与後30分に前値比67.4±6.0%の最低値を示す有意な減少が認められた. また, 同時点での動脈酸素分圧は56.4±2.4mmHgと激減し, 投与後2時間まで80mmHg未満の低酸素血症状態が継続した. 肺胞動脈酸素分圧較差は投与後30分に44.6±3.2mmHgの最高値を示す有意な上昇が観察された. 以上のように, 本法によりガス交換不全に起因する低酸素血症状態が少なくとも2時間は継続させることが可能であった. この結果から, 本法は牛複合性呼吸器疾患の病態解明ならびに治療法確立のための評価法として応用できるものと思われた.
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