日本獣医師会雑誌
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無発情の乳牛における排卵同期化と定時人工授精による受胎成績に及ぼす分娩後日数, 産次数および季節の影響
山田 恭嗣中尾 敏彦松田 原田中 俊憲徳永 東紀沼山 尚哉斉藤 潤一新井 一夫
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キーワード: 受胎率, 乳牛, 発情, OVSYNCH, 定時AI
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2000 年 53 巻 9 号 p. 582-585

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抄録
分娩後無発情 (278頭) および人工授精 (AI) 後不受胎で無発情 (278頭) のホルスタイン種乳牛, 計556頭に対して, GnRH-PGF-GnRH投与による排卵同期化 (OVSYNCH) と定時AIを試みた. 初回GnRH投与後7日のPGF投与までの問に発情徴候を示したものが41頭 (7.4%) あり, そのほとんどがGnRH投与後6~7日に集中していた. 初回のGnRH処置により発情徴候を示した41頭中16頭はAIされ, 5頭 (31.3%) が受胎した. 定時AIを行ったのは513頭で, 284頭 (55.4%) が受胎した. 定時AIによる受胎率への分娩後日数, 産次数および季節の影響は認められなかった. 以上より, OVSYNCHと定時AIは分娩後日数, 産次数および季節の影響を受けることなく, 安定して高い受胎率が得られることがわかった.
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