日本獣医師会雑誌
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ペットのグリーンイグアナにおけるsalmonella, PasteuzellaおよびStaphylococousの保菌状況
壁谷 英則藤田 雅弘森田 幸雄横山 栄二依田 清江山内 昭村田 浩一丸山 総一
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キーワード: イグアナ
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2008 年 61 巻 1 号 p. 70-74

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抄録

全国23都道府県のペットのグリーンイグアナについてSalmonella, PastemllaおよびStaphylococcusの保菌状況を検討した.Salmonellaは, 98頭中17頭 (17.3%) の糞便から分離された. 分離株49株中47株は, 生物群IVのS. enterica subsp. houtenaeであり, わが国のイグアナが原因と思われる乳児サルモネラ症の原因となった血清型45: g, Z51:-が3株, 生物群IのS. enterica subsp.entericaも2株分離された. 陽性個体17頭由来の17株中9株 (52.9%) はstreptomycin耐性株であり, また, すべての株は上皮細胞侵入因子 (invA) およびエンテロトキシン (stn) 両遺伝子を保有していた.P. multocidaは89頭中3頭 (3.4%) から, また, S. aureusは18頭 (20.2%) の口腔からそれぞれ分離された.

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