日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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動物からのウレアプラズマ選択分離培地(短報)
輿水 馨伊藤 正博曲渕 輝夫小谷 均
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1983 年 45 巻 2 号 p. 263-268

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抄録
動物からのウレアプラズマ選択分離培地について検討した. ヒトおよび各種動物由来ウレアプラズマ18株に対するリンコマイシンの最小発育阻止濃度(MIC)は12.5~100μg/mlであり, 一方, 各種動物由来マイコプラズマ, アコレプラズマ計37株に対する本剤のMICは大部分の株が0.2~3.13μg/mlを示した. 常用分離培地にリンコマイシン5μg/mlを添加したところ, マイコプラズマおよびアコレプラズマの増殖が抑制され, ウレアプラズマが選択的に分離された.
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© 社団法人 日本獣医学会
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