日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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実験動物由来薬剤感受性大腸菌に存在する Cryptic プラスミドのRプラスミド化について
下田 耕治前島 一淑関崎 勉寺門 誠致
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1984 年 46 巻 2 号 p. 181-187

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抄録
実験動物由来薬剤感受性大腸菌21株中17株は1~9種の cryptic プラスミドを有していた。これらのcrypticプラスミドがRプラスミド化するかどうか確めるため, 非伝達性プラスミドpMK1::Tn2602 (ColE1::Tn5::Tn2602, Km・Ap耐性) を複数のcrypticプラスミドを有するマウス由来株E916ヘ導入して得られた transformant E916 (pMK1::Tn2602) を供与菌とし, 大腸菌K-12株を受容菌として接合伝達試験を行なうと, Km耐性 transconjugantおよび Ap耐性 transconjugantがそれぞれ10-9および10-6の頻度で分離された。Km耐性transconjugantから分子量29.5Mdalの伝達性Rプラスミドが, Ap耐性transconjugantから29 Mdalの伝達性Rプラスミドが検出された。DNA解析の結果, これらのRプラスミドは, E916に存在する26 MdalのcrypticブラスミドとKm transposon (Tn5) あるいはAp transposon (Tn2602) のどちらか一方とからなるプラスミドであることがわかった。これらは他の腸内細菌科の菌ヘ伝達可能であり, またin vivoの伝達も観察された。
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