日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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生ワクチン用豚パルボウイルス弱毒株の樹立とその生物学的免疫学的性状
出水田 昭弘古川 誠久保田 道雄詫間 博田原 和英児玉 和夫幸田 祐一
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1986 年 48 巻 2 号 p. 293-303

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抄録
豚パルボウイルス(PPV) 90HS株のSK細胞低温継代により樹立した弱毒HT-/SK株は, 増殖温度域マーカーを有し, 野生型親ウイルス90HS株と区別され, 90HS株および野外新鮮分離株320NA株とは血清学的に同一の抗原性を有していた。PPV抗体陰性の4か月齢豚および妊娠豚にHT-/SK株を接種したところ抗体産生がみられたが, ウイルス血症もウイルス排出も認められず, 同居感染も成立しなかった。これらの豚を野生株で攻撃すると, ウイルス血症とウイルス排出が完全に阻止された。野生株で攻撃した非免疫対照豚では異常仔の娩出がみられ, 死産胎仔からウイルスが検出されたが, HT-/SK株接種後に野生株で攻撃した妊娠豚では正常分娩がみられ, 初乳吸飲前の産仔の血清にはPPV抗体は検出されず, 胎盤, 胎仔感染防御が成立していた。
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