日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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感染耐過ウシ血清を用いたSRID法による口蹄疫ウィルス抗原の定量
津田 知幸難波 功一山崎 康人ニルチャベ S.パタナプラシット N.シンチョンスボンコイ W.小野寺 節
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1987 年 49 巻 3 号 p. 461-468

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抄録
ロ蹄疫ウイルス蛋白のサブユニット中, 中和抗体産生抗原で, ワクチンの有効物質である140S粒子を, ロ蹄疫ウイルス不活化抗原から分離・精製し, 単純放射免疫拡散 (SRID) 法により定量した。高度免疫モルモット血清を用いると, 140S粒子とともにワクチンに含まれる12S蛋白により, 140S粒子の反応が影響された。これに対して感染耐過ウシ血清を用いたSRID法では, 140S粒子のみが定量され, 12S蛋白の混入があっても影響はなかった。140S粒子のSRID値は, 光電比色測定値および補体結合反応測定値と相関した。この方法は口蹄疫不活化ワクチンの有効性の測定や力価検定に有用と思われた。
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