日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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糞食性甲虫(Onthophagus spp.)が猫のコクシジウムオーシストの伝搬にはたす役割
斉藤 康秀板垣 博
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1990 年 52 巻 2 号 p. 293-297

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抄録
トキソプラズマのオーシストを機械的に伝搬するものとしてゴキブリとハエが知られている. 糞便を放置した場合, かなりの頻度で飛来する糞食性甲虫がオーシストの伝搬にはたす役割について実験した. トキソプラズマのオーシストを混ぜた猫の糞便に接触させた甲虫の糞からは, 接触後3日目までオーシストが検出された. 一方, 甲虫の体表に付着するオーシストの消長を調べるため汚染糞便に接触させた甲虫を毎日または, 5日おきに清浄な飼育箱へ移しかえた場合, 5回, 即ち25日間, まではオーシストは脱落せず, しかも感染性を保持していた. 大学構内の日陰に放置した犬の糞便に飛来した糞食性甲虫から猫に寄生する I. felisおよび I. rivoltaが検出された.
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© 社団法人 日本獣医学会
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