日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
Online ISSN : 1881-1442
Print ISSN : 0021-5295
ISSN-L : 0021-5295
犬の僧帽弁閉鎖不全症の弁形成術による治験
金本 勇柴田 真治野口 春彦千村 収一小林 正紀清水 美雄
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 52 巻 2 号 p. 411-414

詳細
抄録
犬の僧帽弁閉鎖不全症の弁再建術による治験例は世界的にも未だみられない. マルチーズ種, 7才, 雄, 体重3.8kgにおいて各種臨床検査の結果, 僧帽弁逸脱による僧帽弁閉鎖不全症第一病期と診断された. 本症例に対して表面冷却単純低体温麻酔法を用い直視下にて僧帽弁形成術を試みた. 術後, 手術直前まで聴取された収縮期雑音は完全に消失した. 患犬は術後6ヶ月目で体重は4.2kgに増加し, 10ヶ月目の時点でもなお再発はみられていない.
著者関連情報
© 社団法人 日本獣医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top