日本航空宇宙学会誌
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特集 超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS) 第3回
「つばめ」における国産非火工品保持解放機構Low Shock Release Device(LSRD)の軌道上実証
柳瀬 恵一小原 新吾今村 俊介佐々木 雅範松井 崇雄大橋 太朗大和 光輝川村 俊一
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2021 年 69 巻 4 号 p. 140-144

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抄録

宇宙機のアンテナや太陽電池パドルなどの保持解放機構は,動作時に数千GSRS(SRS : Shock Response Spectrum)の衝撃を発生させるため,宇宙機搭載機器には高い耐衝撃性が要求される.また,既存の保持解放機構は使い捨てであるか,または再使用のために製造工場へ返送してリファービッシュが必要となる.これらの課題を解決するため,宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱電機株式会社(MELCO)は保持軸力10 kN級の保持解放機構である「低衝撃保持解放機構(LSRD : Low Shock Release Device)」を共同で開発した.このデバイスは保持エネルギを内部機構の運動エネルギに変換することにより,動作時の衝撃レベルを極めて低くすることができる.また,再使用時は部品交換の必要がなく,現場でのリセットが可能である.2017年12月23日に打ち上げられた超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の太陽電池パドル保持部に8台のLSRDが搭載され,軌道上実証に成功した.今後,本デバイスの活躍が期待される.

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© 2021 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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