Journal of Veterinary Medical Science
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低環境温度によるラット新生仔の動脈管の閉鎖遅延(短報)
植田 安寛有嶋 和義山本 雅子日柳 政彦滝沢 達也江口 保暢
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1991 年 53 巻 6 号 p. 1123-1124

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抄録
妊娠21日のラットを帝王切開して採出した新生仔を室温で15分間放置し, 正常に呼吸するのを確かめてから, 4℃, 15℃, 25℃および37℃の保育器内に入れた. 全身をアセトン・ドライアイスで急速凍結し胸部を背側からやや水平にナイフで削り, 動脈管断面を露出させてその内径を計測した. 保育器内に入れてから45分後(帝王切開してから60分後) , 25℃と37℃に置いた新生仔の動脈管はほとんど閉鎖したのに対し, 4℃と15℃に置いたものはほぼ半分閉鎖したに過ぎなかった. よって, 低温下では動脈管の閉鎖が遅延することが示唆された.
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© 社団法人 日本獣医学会
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