Journal of Veterinary Medical Science
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マウスにおけるウマヘルペスウイルス1感染
稲津 満実子津波 修桐沢 力雄川上 善三岩井 浤
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1993 年 55 巻 1 号 p. 119-121

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抄録
ウマヘルペスウイルス1(HH1株)をマウスに経鼻接種すると肺で増殖し, マウスは立毛, 円背, 不活性, 体重減少などを示した. しかし, マウスは感染後12日迄に回復し, ウイルスも7日以降肺から分離されなくなり, 再感染に抵抗した, 無胸腺ヌードマウスにウイルスを接種すると, ウイルスは排除されることなく感染7日後でも高力価で回収された. ウマ流産胎子由来の野外株の多くはマウスで増殖したが, HH1株由来の弱毒株は増殖しなかった.
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© 社団法人 日本獣医学会
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