Journal of Veterinary Medical Science
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DNA-DNAハイブリダイゼーション法による鶏糞便中Campylobacter jejuniの検出(短報)
中馬 猛久山田 能子岡本 嘉六柚木 弘之大宅 辰夫
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1993 年 55 巻 6 号 p. 1027-1029

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抄録
Campylobacter jejuni subsp. jejuni ATCC 33560からビオチン標識DNAプローブを作製し, 鶏糞便を培養したスキロー培地をメンブランフィルターに転写してコロニーハイブリダイゼーションを実施した. このプローブはC. jejuniを確実に検出でき, 培地上の他の雑菌とは反応しなかった. この方法は, 鶏糞便中の雑菌が多数存在する場合でも, 少数(102CFU/g)のC. jejuniを検出でき, 野外での, より詳細な疫学調査に応用可能であると考えられる.
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© 社団法人 日本獣医学会
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