Journal of Veterinary Medical Science
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犬の自然発生腫瘍における20α-水酸化ステロイド脱水素酵素活性(短報)
Tanaka Neide Mariko塩田 邦郎能田 健小久保 諭廉沢 剛西村 亮平高橋 迪雄佐々木 伸雄
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1994 年 56 巻 3 号 p. 581-583

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抄録
外科的に摘出した犬の自然発生腫瘍57例の20α-水酸化ステロイド脱水素酵素(20α-HSD)活性を測定した結果, 48例に活性が認められた. 病理組織学的には混合型腫瘍が上皮系および非上皮系腫瘍よりも活性が高い傾向にあり, また悪性腫瘍の20α-HSD活性がそれぞれの良性腫瘍よりも高い傾向にあった. 同時に測定した正常組織の20α-HSD活性に比較し, それに対応する腫瘍は有意に高い活性を示した.
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