Journal of Veterinary Medical Science
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イムノペルオキシダーゼ法による牛ウイルス性下痢-粘膜病ウイルス抗原の検出(短報)
斎野 仁渡辺 斉池畑 努
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1994 年 56 巻 4 号 p. 805-807

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抄録
非細胞病原性牛ウイルス性下痢-粘膜病ウイルス持続感染牛血清42検体, および正常牛血清100検体を牛胎子筋肉細胞に接種し, 間接イムノペルオキシダーゼ(IIP)法によるウイルス抗原の検出を実施した結果, 持続感染牛血清はすべて陽性, 健康牛血清はすべて陰性を示し, 干渉法の成績と一致した. また, バフィーコート直接塗抹標本からはIIP法により, 病理組織標本からはABC法によりウイルス抗原が検出され, 短期間の抗原検出に有用と考えられた.
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