Journal of Veterinary Medical Science
Online ISSN : 1347-7439
Print ISSN : 0916-7250
ISSN-L : 0916-7250
犬および猫における腎腫瘤性病変のCT所見(短報)
山添 和明大橋 文人廉澤 剛西村 亮平佐々木 伸雄竹内 啓
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 56 巻 4 号 p. 813-816

詳細
抄録

小動物領域における腎の腫瘍性および嚢胞性病変に対し, X線断層撮影(CT)検査を実施した. その結果, 各腫瘍性病変は肉眼組織像とほぼ一致し, 造影剤増強法によるCT値の変動から腫瘍部と非腫瘍部が識別された. また各嚢胞性病変については, X線造影法および超音波検査が形態学的診断にはCT検査と同程度有効であったが, CT検査を実施することで立体的な位置関係の把握がきわめて明確になるものと考えられた.

著者関連情報
© 社団法人 日本獣医学会
前の記事
feedback
Top