Journal of Veterinary Medical Science
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マウス肝炎ウイルス(MHV)のポリメラーゼ遺伝子に対するアンチセンスRNAによる, MHV 持続感染細胞でのウイルスの増殖阻害効果
前田 秋彦林 正信水谷 哲也石田 こずえ渡辺 智正波岡 茂郎
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1995 年 57 巻 3 号 p. 563-565

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抄録

マウス肝炎ウイルス(MHV)のポリメラーゼ遺伝子に対するリボザイム配列を含むアンチセンスRNAを発現する形質転換細胞であるLR-2細胞において, MHVの急性感染期と同様に慢性感染期でもウイルスの増殖抑制が認められた. 感染後100日目において, MHVの増殖は顕著に抑制されており, 感染後200日を越えると感染性のウイルス粒子の産生は認められなかった.

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