Journal of Veterinary Medical Science
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実験的腎不全猫における血漿メチルグアニジンおよびレクアチニン濃度
大橋 文人淡路 俊喜嶋田 照雅島田 保昭
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1995 年 57 巻 5 号 p. 965-966

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抄録
2段階手術法により作成した実験的急性腎不全成猫11頭の血漿中メチルグアニジン(MG)をHPLCで測定し, 血中クレアチニン(CRN)値との相関を検討した. MGおよびCRNはいずれも腎不全の進行に伴い増加し, また両者には有意な正の相関 (y=0.187x-0.379, γ=0.9176, P<0.001)が認められた. さらに, 高CRN時には回帰式の勾配が増加することから, 尿素症の指標として血漿MG値は有用であると考えられた.
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