2016 年 36 巻 140 号 p. 29-32
オノマトペとは,様々な事象やモノに印象を付加する言葉であり,擬音語と擬声語を統括した言葉である.日本語は他言語に比べ,オノマトペの数が多く,使用頻度が高いとされている.本研究では,一般的に使用される日本語のオノマトペの印象を体系化し,それらが持つイメージを模様として可視化した.可視化した模様を評価し,活用することで可視化したイメージによって共通認識をどのように持つか,コミュニケーションを図るかなどをこれまでに調査,考察した結果を報告する.日本語オノマトペの印象を可視化してその印象について調査し,体感型システムとして実装した.そのことにより,新しい表現方法を提案し,日本語によるコミュニケーションの発展の一助になると考えられる.