2019 年 39 巻 153 号 p. 13-17
船尾伴流中で作動するプロペラに生じるキャビテーションは,船体振動,プロペラの推力低下,エロージョン等の原因となる.そのため,設計段階でキャビテーションを高精度に推定できる理論計算法及び数値計算法の開発が望まれている.キャビテーションの高精度推定のためには,キャビテーションの変動と強い相関を持つキャビティ体積の実験データの取得と蓄積が望まれるが,現状高精度で計測する方法が無いため,新たにキャビティ形状計測法の確立が必要である.著者らは,組合せラインCCD法を用いたキャビティ形状計測法の開発を行っている.組合せラインCCCD法はラインCCDカメラの高分解能及び高応答性を利用した高精度三次元形状計測法である.本稿では,当所で開発した三次元形状計測装置と本装置を用いて模型プロペラ翼面上に発生するキャビティ形状を計測した結果について紹介する.