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データ同化によるサイバーフィジカル同期
2021 年 41 巻 162 号 p. 23-24
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2021 年 41 巻 162 号 p. 23-24
CPS（Cyber-Physical Systems）には対象によって多様な実現形が存在すると考えられるが，サイバーとしてCAE（Computer-Aided Engineering）シミュレーション，フィジカルとして対応する計測データを考えた場合，それらの融合はそれぞれの不確かさを考慮するため確率的に（すなわちベイズ的に）行うのがよさそうである．数値シミュレーションと計測データを使ってベイズ推定を実現するデータ同化は，シミュレーションモデルの不確かな要因（初期・境界条件，モデルパラメータ等）を観測値により統計的に修正する方法である1)．このようなデータ同化によってサイバーとフィジカルの同期（Cyber-Physical Synchronization）が期待される．本稿では特に映像を通してサイバーとフィジカルを連携させた例を紹介する．
