可視化情報学会誌
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機械学習におけるコンピュータグラフィックス技術の利用
村上 真
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2023 年 43 巻 166 号 p. 11-14

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抄録

コンピュータビジョンの様々なタスクに機械学習の手法を用いる場合,大量の訓練データが必要となることが多い.また,タスクによっては人手で教師信号を作成することが難しいものもある.そこで,3次元コンピュータグラフィックス技術を使用して,現実のシーンのような画像を出力し,同時に教師信号を作成する試みが行われている.また,環境とのインタラクションを介して学習を行う強化学習では,様々なセンサを搭載した自律移動ロボットを現実の環境中で行動させる必要があるため,強化学習の環境を構築するにはコストがかかる.一方,3次元コンピュータグラフィックスを使用した仮想環境では,環境を制御することが容易であり,環境の情報は全て取得可能であるため,比較的容易に強化学習環境を構築できる.本稿では,3次元コンピュータグラフィックス技術を使用した教師あり学習用画像データセットの作成と強化学習環境の構築について述べる.

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© 2023 社団法人 可視化情報学会
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