可視化情報学会誌
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極端気象現象のアンサンブル分析のための可視化技術
坂本 尚久
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2024 年 44 巻 171 号 p. 19-24

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抄録

 近年、ゲリラ豪雨等の極端気象現象が増加し、継続的に世界的な人的損失と、広範囲に及ぶ 物的・インフラ的損害が深刻化している。特に、日本では、大雨による深刻な被害が多発しており、大雨による被害の減災・防災のために、高精度な気象予報に対する重要性が年々高まっている。一般に、気象予報では、物理的な気象モデルに基づくアンサンブルシミュレーションによって、将来の大気の状態を予測する数値予報を実施する。本稿では、アンサンブルデータを対象に、そのデータに内在する複雑な時空間挙動を概観し、対話的な解析を実現するための我々の取り組みを紹介する。我々の取り組みの特徴は、アンサンブルデータを、メンバー、変数、空間、時間の4つの基底で構成される4次テンソルデータとして表現することで、簡単なデータ操作と可視化を組み合わせた効果的な解析を可能にしている点にある。

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© 2024 社団法人 可視化情報学会
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