JAXA調布航空宇宙センターの大型風洞群は,JAXAの研究開発での利用のみならず,JAXA外ユーザにも広く利用されてきた.中でも,6.5m×5.5m低速風洞(LWT1)は航空宇宙分野の他,輸送機械(新しいモビリティ),構造物/風工学等のニーズがあり,引き続き200日/年以上の利用が見込まれる.今後,更なる利用ニーズに対応するには風洞試験効率の向上が必須の課題となっている.一方,設備の老朽化等による不具合により,長期に渡る風洞停止のリスクが増大しており,不具合を未然に防ぐための予防保全技術の導入も課題である.それらの課題解決のため,LWT1を対象に風洞IoTシステムを構築し,試験効率の向上,および,長期風洞停止リスク低減のため,気流自動制御技術,および,異常検知技術に関する研究開発を進めてきた.本稿ではLWT1でのDigital Twinを活用した自動運転技術,異常検知技術について紹介する.