日本暖地畜産学会報
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一般論文
牛,豚ならびに鶏肉の凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類, 栄養成分含量ならびに屠畜からの経過日数の影響
中村 好德福間 康文細見 亮太細田 謙次
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2022 年 65 巻 1 号 p. 3-8

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抄録

ウシ45頭,ブタ10頭,ニワトリ12羽の骨格筋を用いて,凝固点に及ぼす品種,骨格筋の種類,栄養成分含量と屠畜からの経過日数の影響を調査した.牛肉の凝固点は黒毛和種(育成牛)が-1.05℃(平均値),同(肥育牛)が-1.18℃,交雑種(肥育牛)が-1.18℃ならびにホルスタイン種(肥育牛)が-1.08℃,豚肉では三元交配豚が-1.13℃,銘柄豚が-1.18℃,鶏肉ではブロイラーが-1.11℃,地鶏が-1.13℃であり,それぞれ品種と骨格筋の種類の影響は認められなかった.家畜種別の平均値は牛肉が-1.12℃,豚肉が-1.15℃,鶏肉が-1.12℃であり相違は認められず,全検体(n = 103)の平均値は-1.13℃であった.また,凝固点は水分含量との間にのみ相関が認められた.従って,これらの食肉に氷点下の未凍結貯蔵を適用する場合,技術的な温度設定値は-1.0℃を推奨する.

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© 2022 日本暖地畜産学会
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