西日本畜産学会報
Online ISSN : 1884-6394
Print ISSN : 0914-3459
ISSN-L : 0914-3459
肥育前期粗飼料多給方式における肥育前期のDGとその後の発育及び仕上げ月齢の検討
住尾 善彦吉村 征弥松本 道夫恒松 正明磯川 宗逸赤星 達正
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 27 巻 p. 17-19

詳細
抄録
肥育前期粗飼料多給方式における肥育前期の栄養水準を0.4kg程度にした場合のその後の発育について, また, 仕上げを生後26か月齢時と遅らせ, 仕上げ月齢についても検討した。
肥育前期にDG0.4kg程度に抑制しても, 生後22~23か月齢時以降濃厚飼料多給区と同程度の体重の推移を示し, 飼料効率も良好で, 解体成績も大差がなく, このような肥育方法の実用化の可能性は高いものと考えられる。
生後24から26か月齢時の増体, 飼料及び養分摂取量は, 濃厚飼料多給区とあまり変わらず, また, この期間の飼料効率は著しく悪く, 仕上げ月齢としては, 生後24か月齢程度で適当であると思われる。
著者関連情報
© 日本暖地畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top