西日本畜産学会報
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乳用種去勢牛における経済的出荷体重について (第2報)
竹原 誠大石 登志雄藤島 直樹
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1987 年 30 巻 p. 76-78

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抄録

乳用種去勢牛を550~650kgまで肥育し, 増体, 飼料効率, 枝肉成績及び経済的な出荷体重について検討し, 次の結果を得た。
1) 全期間の1日当たり増体量は, 1.13~1.26kgの範囲にあり, 出荷体重が大型化するほど低下した。
2) 飼料要求率は, 5.52~5.81の範囲にあり, 1日当たり増体量同様出荷体重が大型化するほど低下した。
3) 枝肉及び肉質は, , 出荷体重が大型化するほど良好となり, 枝肉価格も良好であった。
4) 1日1頭当たりの肥育差益は, 出荷体重が大きいほど良好であった。
5) 以上の結果から, 乳用種去勢牛における経済的な出荷体重は600~650kg程度であると考えられる。

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