西日本畜産学会報
Online ISSN : 1884-6394
Print ISSN : 0914-3459
ISSN-L : 0914-3459
2種の作付体系から生産されたサイレージの給与が早期若齢肥育牛の産肉性に及ぼす影響
大石 登志雄藤島 直樹竹原 誠
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 31 巻 p. 45-47

詳細
抄録
乳用種去勢牛を用いて西南暖地の代表的な栄養多収型 (大麦・とうもろこし) と乾物多収型作物のサイレージ (イタリアンライグラス・ソルガム) の給与が産肉性, 経済性に及ぼす影響について比較検討した。
この結果, サイレージをTDN給与量の30%程度給与した場合, 両サイレージを給与した牛の増体, 飼料効率及び枝肉成績は濃厚飼料多給型のそれらよりも若干劣るが, 両サイレージ間に差は認めなかった。また, 両サイレージの単位枝肉当たりの生産費には有意な差がなく, 生産費を低減するためのサイレージの単価は濃厚飼料のTDN1kg当たり単価の約75%以下と試算された。
著者関連情報
© 日本暖地畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top