抄録
滋賀県守山市のNPO法人「びわこ豊穣の郷」においては、自治会との連携を重視してきた一方で、コアメンバーが世代移行の時期を迎えており、活動をどのように持続していくかが課題となっている。本稿では、会員の行政・自治会との関係志向の分析結果から、会員の世代移行と活動の持続性について検討を行う。
行政との関係志向(「対抗志向」の(高)(低))および自治会との関係志向(「連携志向」の(高)(低))の相違により、四類型を構成し、会員アンケート調査について分析を行った結果、Ⅰ「行政対抗(高)/自治会連携(高)」では、「会議への出席の程度」が高く、活動をけん引するリーダー層となっていたが、一方で高年齢層の割合も高くなっていた。「びわこ豊穣の郷」においては、Ⅰ「行政対抗(高)/自治会連携(高)」の後継を担う人たちとして、Ⅱ「行政対抗(高)/自治会連携(低)」とⅢ「行政対抗(低)/自治会連携(高)」が想定できる。