木材学会誌
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一般論文
研究用木材蒸解装置を用いたアントラキノン添加修正クラフト蒸解工程の最適条件の検討
田中 潤治大井 洋
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2007 年 53 巻 4 号 p. 194-200

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抄録
修正クラフト・キノン蒸解において,広葉樹材パルプの収率を向上させる最適化条件について検討した。そのために,まず実験室レベルで修正クラフト蒸解法を再現できる研究用の木材蒸解装置を開発した。これを用いて,修正蒸解工程に 1,4-ジヒドロ-9,10-ジヒドロキシアントラセンのナトリウム塩(SAQ)を添加する方法について検討したところ,蒸解途中で一部の黒液を白液と交換することによってパルプのカッパー価を下げることができること,SAQのパルプ収率向上効果は,SAQを蒸解初期に一括して添加する場合に分割添加する場合よりも大きいこと,この効果は,蒸解初期の白液添加比率を30~70%とする条件で白液を分割して添加する場合には,白液を一括して添加する場合と同等以上であること,また,蒸解途中に抽出される黒液に含まれるアントラキノンの量は,全添加量のわずか5%にすぎないことが明らかになった。
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© 2007 一般社団法人 日本木材学会
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