抄録
高耐久性電磁拡管用インダクタを用いてアルミニウム合金(A6063S-O)のフランジ一体成形を行い、電磁拡管成形量(フランジ径)と成形代となるワークの未拘束部(金型からの突出し量)の関係性を調査した。さらに、電磁成形直前にアルミニウム合金を誘導過熱により加熱し、直後に電磁成形する温間電磁成形については成形量とワーク温度の関係性を調査した。結果として、加熱がもたらす成形量の変化は大きく、同一投入エネルギーでは未加熱時と比較して15%以上の成形量の向上効果があることがわかった。また、同一成形量を得るのに投入エネルギーを40%削減できることもわかった。