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椎原 克典, 千田 格, 秋葉 美幸, 角谷 利恵
セッションID: 101
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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原子炉解体に適用する技術として金属蒸気を発生させない切断法であるレーザとウォータジェットを組合せた方法に着目し、厚板ステンレス鋼への適用性を評価した。厚板切断に向けては高出力化が方策として考えられるが、今回は逆に、レーザ出力を従来の80%に低減することで切断屑の粒径を小さくし、切断屑の排出性を改善した。これら実験結果とそれに基づく考察を中心に厚板切断への取組みについて報告する。
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小池 陽介, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 102
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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アシストガスフリーレーザ切断における切断時圧力は,通常のレーザ切断のアシストガス圧力に相当するものであるため,切断品質に影響を与えると考えられる.本研究では,切断面の品質におよぼす切断時圧力の影響をレーザ出力および切断速度が異なる場合についてそれぞれ検討した.
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柿内 茂樹, 冨田 正吾, 山岸 英樹, 長柄 毅一, 米田 隆志
セッションID: 103
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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本研究は、人工関節用CCM 合金の仕上げ磨き加工の自動化・高速化を図るため、電子ビーム(EB)微細表面溶融加工法による表面性状改善に関して研究を行った。 研究では、ビーム電流やビーム照射間距離を変化させ, EB加工パラメータが及ぼす表面性状や溶融領域への影響について検討した。
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松田 朋己, 佐野 智一, 廣瀬 明夫
セッションID: 104
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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本研究の目標はプラズマ閉じ込め媒質を用いないフェムト秒レーザーピーニングの確立である.大気中においてフェムト秒レーザーを重畳して照射した純鉄に対し結晶方位解析を行った.この結果,塑性変形領域および格子欠陥密度はパルスエネルギーおよびレーザーの重畳率に起因することが分かった.
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柏原 亮太, 佐野 智一, 廣瀬 明夫
セッションID: 105
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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アルミニウム合金A2024-T351に対し大気中でフェムト秒レーザを重畳して照射し,XRD法で表層のひずみ状態を,EBSD法で断面の結晶方位を調べた.その結果,レーザ照射による半値幅の増加および表層数10 μmの領域に結晶方位の変化が確認された.これらの結果から,フェムト秒レーザのピーニングへの適用が示唆された.
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重松 敬一郎, 土屋 祥子, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 黒須 明英
セッションID: 106
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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次期基幹ロケットエンジンとして開発が進められているLE-Xエンジンでは,信頼性向上,コスト低減などを目指して,スピン成形されたノズルスカートに,座屈防止用フィンが取付けられる予定である.本報告では,当該溶接部へ,低入熱,低希釈,高ギャップ裕度等の特徴を有するホットワイヤ・レーザ溶接法を適用した結果について報告する.
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岡垣内 俊成, 渡辺 浩, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, Rittichai Phanonium, 山本 将之
セッションID: 107
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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火力発電ボイラ用厚肉材料の高品質・高能率な突合せ溶接法として狭開先ホットワイヤ・レーザ溶接法を開発している。本手法により得られた火SCMV28(改良9Cr-1Mo鋼)の多層溶接継手について,溶接継手の冶金的・強度的評価を行い従来のアーク溶接法と比較した結果について述べる。
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-狭開先ホットワイヤ・レーザ溶接法の熱弾塑性解析モデルの構築(その1)-
Rittichai Phaonaim, 西島 彬人, 山本 将之, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太
セッションID: 108
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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発電プラント用のパイプ等には厚板多層盛り溶接が必要であり,狭開先化,入熱低減などが求められている.申請者等は,母材とフィラーワイヤの溶融を独立制御可能な狭開先ホットワイヤ・レーザ溶接法を提案しており,当該溶接法に対応した熱弾塑性解析モデルの構築を行っている.本報告では,狭開先ホットワイヤ・レーザ溶接法に対応した新しい熱源モデルの検討結果を報告する.
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神林 順子, 阿部 大輔, 松本 直幸, 水嶋 賢造, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 109
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接のマルチパス施工により製作した溶接継手の評価を行った。継手引張性能は良好であり、疲労強度はJSSC疲労強度D等級の設計曲線を満足することを確認した。局部的な靱性を調査するため、サブサイズシャルピ試験を実施した結果、初層付近の靱性が低いことが明らかとなった。
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リモートレーザ溶接の基礎検討-5
宮崎 康信, 片山 聖二
セッションID: 110
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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リモート溶接を想定し、同軸シールドやサイドシールドを用いないで部分溶込み溶接を行った場合、X線透過試験において溶接ビードに板状の欠陥と気孔が多数観察された。低速では気孔が、高速では板状欠陥が主に認められた。これは溶接速度に応じた凝固形態の違いに帰因した現象と考えられた。
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朴 曙叮
セッションID: 111
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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自動車産業でレーザビームを適用したTWB(Tailor Welded Blanks)は約二十年前から生産に活用されている代表的なレーザ溶接プロセスである。最近レーザ発振機のビーム高品質化によってTWB溶接の生産性及び溶接部の品質について比較検討が必要である。本研究はCO2レーザとディスクレーザを用いてTWB溶接を行い、その溶接部の品質特性について比較分析した。
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徳永 仁寿, 富士本 博紀, 泰山 正則, 秋岡 幸司
セッションID: 112
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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熱間プレス用亜鉛めっき鋼板を重ねレーザ溶接した際に、通常の亜鉛めっき鋼板で問題となるスパッタやピット・ブローホールなど欠陥が大幅に低減されることが判明。焼入れ処理によりめっきの沸点が上昇したためと考えられた。
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池島 康介, 朝比奈 敏勝, 加藤 数良
セッションID: 113
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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5052アルミニウム合金と軟鋼薄板をパルスYAGレーザ溶接によって突合せ溶接を行い,異材溶接性に及ぼすフランジ高さの影響について検討した.
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赤井 隆介, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 114
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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前報で,開先からレーザ照射位置をずらして突合せ溶接する場合,溶接の可否にスポット径の大きさが影響することを指摘した.そこで本研究では,焦点はずしによりスポット径を変化させ,それぞれの溶接速度において照射位置裕度および溶接部形状に及ぼす焦点はずし距離の影響を検討した.
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-レーザ前処理ビードによる変形の特徴と間隙制御について-
門 格史, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太
セッションID: 115
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板の重ねレーザ溶接では鋼板間の間隙により狭い場合では,ピットやポロシティの発生,広い場合では,上板の溶け落ちによる欠陥が発生する。これに対してレーザ加熱による鋼板間の隙間制御方法を検討し,その際のレーザ前処理ビードによる変形の特徴と間隙制御について報告する。
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沓名 宗春
セッションID: 116
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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LNG貯槽タンクなどに用いられる9%Ni鋼はアーク溶接では溶接部のじん性確保のため、通常ニッケル合金系の溶接材料が用いられる。本研究では溶加材を用いないで、高出力のファイバーレーザを用いて1パス溶接した時の溶接継手特性について検討した。板厚6mmのI開先突合せ継手をレーザ溶接し、ビード幅1mm以下の溶接部を得るとともに、この狭い溶接部の機械的性質について調査した。溶接金属および溶接熱影響部の硬さの低下もなく、アーク溶接継手と異なる溶接ができた。
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李 修眞, 中村 浩, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 117
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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従来、TiとAlの溶接には、金属間化合物生成を抑制するため様々な溶接方法が研究されている。そこで、通常、突合せ溶接法が利用されているが、本研究ではシングルモードファイバーレーザによるTiとAlの重ね溶接法を中心に研究した。そこで、高品質・高性能なシングルモードファイバーレーザ装置を用い、TiとAl薄板の異材重ね溶接を行い、良好な溶接部を得るための条件を探求した。また、超高速度ビデオ観察を行い、レーザ溶接時のキーホールや溶融池の挙動を観察、溶接ビードと断面のミクロ組織はSEMで観察し、EDXおよびミクロXRD装置で合金の元素分布状況と生成相について検討した。
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森 智哉, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 118
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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直線偏光レーザを用いたレーザ切断では、限界切断速度の増加やカーフの傾斜が報告されている.しかし、それをレーザ溶接に用いた際に起こる現象については充分解明されていない.本研究では溶接方向と偏光方向の相対角度を変化させて実験を行い、レーザの偏光が溶込形状に与える影響を調査した.
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井戸 諒治, 中村 浩, 水谷 正海, 川人 洋介, 片山 聖二, 田中 学, 藤井 英俊, 中田 一博
セッションID: 119
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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従来、溶融池内部の観察は1台のX線透過装置によって行われていたが、本研究では高速度カメラによるX線透過映像および溶融池表面、プルームの同時観察と2台のX線透過装置を用いた3次元的な軌跡の可視化によって、溶接性に及ぼすキーホール挙動および溶融池内部の湯流れの影響を明らかにした。
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大縄 登史男, 田澤 俊幸, 河野 渉, 森島 康雄
セッションID: 120
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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レーザ出力が20kW以上のレーザ発振器を用い、板厚30mm以上のSUS304母材に対しレーザ溶接を行った。集光レンズの焦点距離、デフォカース量が溶込み形状に与える影響について、考察する。また、高出力レーザでは板厚50mmを開先なしで表裏からの2パス溶接を行えることを示す。
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森貞 好昭, 藤井 英俊, 倪 旭坤
セッションID: 121
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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シールドガスに不活性ガスと酸素の混合ガスを使用するAA-TIGは、酸素を溶融部に取り込むことで溶け込み深さを増加させる効果的な溶接方法である。しかしながら、装置の複雑さやシールドガスに伴うコストが問題となる。そこで本研究では、大気中の酸素を簡便に溶融池に取り込む新規な溶接方法を開発した。
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津山 忠久, 湯田 誠, 山崎 圭, 鈴木 励一
セッションID: 122
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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ホットワイヤを用いたCO2ガスシールドアーク溶接法について,CO2電極側にソリッドワイヤ,ホットワイヤ側にフラックス入りワイヤを用いた時の溶接金属部機械的性能を検討した.フラックス入りワイヤはTi, Mn, Mo, B量を変化させ,各元素の強度および靭性に及ぼす影響を調査した.
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高 帥, 中新 紘貴, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 金沢 辰徳, 渡辺 浩
セッションID: 123
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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オイルサンド等の輸送用パイプライン内部の耐摩耗性向上のため,ホットワイヤ・プラズマ溶接法によるWC硬化肉盛溶接技術の開発を行った.本報告では,溶接現象および適正溶接条件を検討し,得られた肉盛部に対して耐磨耗性試験を行った結果について報告する.
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中村 照美, 平岡 和雄, 邱 海
セッションID: 124
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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Arシールドガス中でGMA溶接を行うため9%Ni鋼用の共金系溶接材料と同等な組成となる同軸複層ワイヤを開発した。同軸複層ワイヤの芯線とフープの間にアルカリ金属(K)化合物を塗布することにより安定な高効率溶接が可能となった。-196°Cで90J、引張り強度は855 MPaを示す良好な継ぎ手が得られた。
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金丸 周平, 佐々木 智章, 佐藤 豊幸, 田中 学
セッションID: 125
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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TIG-MIG複合化によって、安定な純ArシールドMIG溶接が可能となる。距離・角度の最適電極配置を考慮したTIG-MIG溶接専用トーチを製作し、基本的な溶接性を評価した。これまでのSUS適用に加え、本報では炭素鋼材への適用を行い、溶接継手を作成した。
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-各種溶接欠陥抑制のための注目点の分析-
瀬渡 直樹, 森 和男, 廣瀬 伸吾
セッションID: 126
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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階層分析法を用いて技能者の注目点や特徴が分析できることが確認できたので、アルミニウムのMIG溶接時に溶接士がどのような操作や溶接条件に注目して溶接欠陥を抑制するのかを分析した。その結果、欠陥ごとに注目しているものに特徴があることが確認された。
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劉 勇, 楠元 一臣
セッションID: 127
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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本研究は、アーク放電によるバリ除去加工部のエッジ品質の予測にニューラルネットワークを適応したものである。アーク電流、加工速度、アーク長を入力側に設定して、除去程度を示す品質パラメータ及び4タイプのエッジ形状を予測するネットワークを構築し、その有効を明らかにした。
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稲政 圭祐, 金子 裕良, 山根 敏, 山本 光, 大嶋 健司
セッションID: 128
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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厚板溶接の生産性を向上させるために,狭開先パルスMIG/MAG溶接におけるトーチモーションと電源特性の協調制御を提案する.すなわち、ウィービングに合わせて非線形特性電源の特性を切り替える溶接制御法について数値実験と溶接実験により有効性を示す。
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西村 大, 大久保 淳
セッションID: 129
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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溶接トーチにおけるコンタクトチップの摩耗、給電点の変動を防止し、アーク変動が小さく、溶接ワイヤの狙いずれ防止やメンテナンス性にも配慮しながら、自動化ラインの手直し工数を削減、ランニングコスト低減効果の高いトーチを開発したので報告する。
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山田 順也, 楠 和憲, 中谷 光良, 山田 元紘, 東谷 修
セッションID: 130
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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長期間使用された鋼製煙突では腐食減肉が生じ,補強工事が必要となってきている.本研究では外面からの施工で内面の塗料を劣化させない低入熱の溶接方法について検討した.具体的には,ロボットを用いて低入熱で多パス施工とすることで,裏面の温度上昇を抑え,塗膜の健全性を保つことができた.
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田代 真一, 田中 学
セッションID: 201
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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本研究では,アルミニウムと鋼の異材接合を簡便かつ安価で行うことが可能な,プラズマミグブレージングプロセスを開発している.本講演ではアルミニウムの熱影響部にて破断する条件を明らかにした結果を報告する.
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江口 広輝, 斎藤 謙太, 河原 宗寿, 宮澤 靖幸, 有賀 正
セッションID: 202
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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Tiとステンレス鋼の異種金属接合は、接合界面に脆弱な金属間化合物が生成し接合強度が低いものとされている。本研究では積層形ろう材によるCP-TiとSUS316Lステンレス鋼のろう付を試みた。さらにろう付後の接合部界面組織を観察し、考察を加える事を目的とした。積層形ろう材とは数種類の合金箔の積層体を指す。
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平岡 裕, Shiue Ren-Kae
セッションID: 203
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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強力中性子発生用固体ターゲットとしてタングステンが有望である。また,タングステンの耐食性を改善するため,本金属をチタン等の薄板で被覆することが試みられている。本研究では,低融点であるAg基およびAu基フィラー材料を用いて両金属の接合を試み,ミクロ組織及び破断強度を調べた。
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継手強度に及ぼすTi分布の影響
野崎 浩司, 糸原 拓眞, 平岡 裕, 花土 英昭
セッションID: 204
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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Ag-Cu系フィラー材料の間にTi箔を挟んだものを用いてW-Cu複合材料の接合を試みた。そして,ろう付け層内の元素分布を調査し,継手強度に及ぼすTi分布の影響について調べた。
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池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山崎 敬久
セッションID: 205
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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ろう付圧接法(Braze-Pressure Welding:BPW法)はろう付と圧接を組み合わせた新しい接合方法である.本研究ではSUS316L鋼管,SUS304鋼管をBPW法を用い,接合温度,接合時間を変化させて接合した.接合継手の耐蝕性の評価をEPR法を用いて行った.その結果,クロム炭化物析出以外にσ相析出,δフェライト相析出がBPW継ぎ手の鋭敏化に影響することが示唆された.
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瀬知 啓久, 永塚 公彬, 中田 一博
セッションID: 206
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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局所的かつ短時間での加熱が可能であり,母材の材質劣化抑制に優れたレーザブレージング法を用い,超硬合金基材とバインダレスcBNの異材接合に関する検討を行った。Ag-Cu-Tiろう/バインダレスcBN接合界面にはTiNを主成分とする反応相の生成が推察され,密着性は良好であった。
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高田 慎也, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 207
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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酸化銀ペーストを用いたアルミニウム接合において,還元溶剤種を変えることによりアルミニウムへの接合性が向上した.接合断面観察および破断面観察により,接合強度と組織の関係について検討した.
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鈴木 裕一郎, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 208
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
フリー
本研究では銀ナノ粒子を抵抗スポット溶接に用いて接合電流の低電流化を目指した。強度試験により銀ナノ粒子を用いることによる接合強度の向上を確認した。また、粒径が小さいほど顕著であることが明らかとなった。接合形態については破面及び断面観察により評価した。
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福本 信次, 宮崎 高彰, 藤本 高志, 松嶋 道也, 高橋 誠, 藤本 公三
セッションID: 209
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
フリー
パワーデバイスのチップ/電極間の低温接合を目指し,Cu/Sn多層膜を用いたプロセスを検討した.その際,接合面に微量Znを添加することで接合部Cu3Snと母材Cuとの界面に生成するカーケンダルボイドを大幅に低減できることを示した.粒界およびCu3Sn/Cu界面にZnが偏析することを透過型電子顕微鏡観察によって明らかにした.
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松嶋 道也, 西岡 智志, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 210
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
フリー
パワーモジュール用高温はんだ代替として,エポキシ樹脂・シリコンゴム混合導電性樹脂材料の検討を行った.混合樹脂のせん断挙動をエポキシ樹脂およびシリコンゴムと比較し,各伸び・強度特性の弱点を補うことを示すとともに親油性Agフィラーを用いてシリコンゴムに選択的に分散させ比抵抗を抑制した.
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Sn-Biはんだ粒子の粒径分布がマイクロバンプ形成に及ぼす影響
安田 清和
セッションID: 211
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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シリコーン樹脂とSn-Biはんだ粒子の混合系を電子基板上に予め塗布した後,リフロー加熱によりSn-Biマイクロバンプを基板電極上に選択的自己形成する現象において,はんだ粒径分布がマイクロバンプ形状に及ぼす影響について調査したところ,粒径分布の広がりが大きいものほどバンプ体積が減少することが判明した。
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窪田 慎也, 西川 宏
セッションID: 212
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
フリー
Sn-Bi共晶はんだは融点が139°Cと低温実装が可能であり、実装時の省エネルギーなどの利点がある。加熱プロセスにレーザを用いると急速加熱・冷却が可能でIMC形成を抑え、強度が改善できると考えられる。 本研究では、Sn-Bi共晶はんだをレーザとリフロー炉を用いて接合し、両者の衝撃強度を比較した。
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松尾 圭一郎, 舟引 喜八郎, 松嶋 道也, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 213
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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電子機器のはんだ接合部のクリープ特性の変化が熱疲労寿命の予測結果に与える影響について考察した。また、クリープ特性を推定するために行うインデンテーション試験において影響を与えると考えられる因子についてそれぞれ検討した。
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金子 恵也, 武藤 隼人, 福島 啓介, 宮澤 靖幸, 有賀 正
セッションID: 214
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
フリー
現在、Pb-Freeはんだの開発が進む中で、LSIなどの電子デバイスの微細化や高集積化も進んでおり、同時に、はんだ付部も微細化していることから、電流密度も加速的に増加していく傾向がある。そこで、本研究では、負荷した電流がはんだ付部組織や機械的性質に与える影響について検討考察することを目的とした。
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田中 陽, 藤原 伸一, 小椋 智, 佐野 智一, 廣瀬 明夫
セッションID: 215
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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金属間化合物を形成せず熱的信頼性が期待される全率固溶系の超音波接合を行い、その接合部の信頼性評価を行った。高温放置後には界面構造の変化とともに破断形態が界面破断からプラグ破断に移行し、継手強度が上昇することがわかった。これらの結果について、接合部のEBSD解析や硬さ試験から検討した。
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Mohd Halil Aiman bin, 前田 将克, 高橋 康夫
セッションID: 216
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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Properties between Ti
3SiC
2 and p-GaN contact have been investigated by forming Ti
3SiC
2 layer on p-GaN. The results show that Schottky height is reduced, but it is not enough to create ohmic contact.
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佐野 雅俊, 前田 将克, 高橋 康夫
セッションID: 217
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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n型SiCに強度低下を招くCを生成しないオーミック電極を形成するため、Ti基コンタクト電極を形成し、コンタクト特性を調べた。マグネトロンスパッタでNi及びC/Tiを製膜後に熱処理し、界面電気特性及び構造解析を行った。その結果、C/Ti電極においてCを生成しないコンタクトが得られた。
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山本 将貴, 小椋 智, 宮本 健二, 杉 千花, 中川 成幸, 上原 義貴, 南部 俊和, 廣瀬 明夫
セッションID: 218
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
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Zn合金インサート材を用いたAl拡散接合継手に対して機械的特性の評価および接合部の組織観察を行った。インサート材を用いることで継手強度が上昇した。これはAlとZnの共晶融解反応により効果的にAlの表面酸化被膜が除去され、良好な接合が達成されたためであると考えられる。
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岩渕 大, 中村 満, 水本 将之
セッションID: 219
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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SUS304と(Ti, Al)N薄膜との高温拡散現象について検討した。薄膜は超硬合金母材にPVDにより、約3μm生成させた。また、組成の影響を見るため、AlとTiの比率を変化させた。その結果、Al濃度の変化により拡散現象は大幅に変化した。
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萩原 尚基, 小山 真司
セッションID: 220
発行日: 2012年
公開日: 2012/12/12
会議録・要旨集
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近年,電子機器の高性能化・小型化が進んでおり,基板と配線同士のはんだレス接合,すなわちCuとCuの直接固相接合が求められている.そこで,Cuをギ酸中で煮沸することで,表面の酸化皮膜をギ酸塩に置換して接合した.その結果,より低温,低変形量で,高い接続強度を得られることが分かった.
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