抄録
電磁縮管かしめ接合は機械的締結法であり、具体的にはパイプを重ね合わせてコイル内に挿入し、コイルに瞬間大電流を印加することで縮管材にローレンツ力が発生し連結した継手となる。前報では、独自に考案した試験体にて縮管材にアルミ合金を、被かしめ材にアルミ合金または鋼を配置し電磁縮管かしめ接合を実施、その接合強度を調査した結果を報告した。本報では、さらに被かしめ材に配置する材料を金属のみならずセラミックや樹脂にした場合の接合強度と接合部断面について調査し、被かしめ材が電磁縮管かしめの接合強度に与える影響についての報告を行う。