溶接学会全国大会講演概要
2021年度秋季全国大会
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ワイヤアーク積層造形におけるAlloy625造形組織に及ぼす熱処理の影響
*近藤 亮介中村 裕紀山下 正和大﨑 元嗣
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会議録・要旨集 認証あり

p. 88-89

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抄録
Alloy625を用いたワイヤアーク積層造形物に対して固溶化処理(ST)の影響を調査した。造形まま材では、造形方向に伸長した粗大な柱状晶の形成とともにデンドライト間に分配係数の大きいNb、Moの凝固偏析が認められた。1000℃付近のST処理においてδ相の析出が認められたが、1100℃ではNb、Moの凝固偏析は消失し均一なγ単相の組織が得られた。粗大な柱状晶組織はST処理後も変化は認められなかった。
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© 2021 社団法人 溶接学会
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