主催: 一般社団法人 溶接学会
会議名: 2022年度溶接学会春季全国大会
回次: 110
開催地: オンライン開催
開催日: 2022/04/13 - 2022/04/20
大阪大学 接合科学研究所 [日本]
大阪大学大学院工学研究科 [日本]
株式会社ダイヘン [日本]
p. 52-53
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
高電流GMA溶接した二相ステンレス鋼溶接部では、孔食は主としてフェライト単相温度域まで加熱されたHAZ(高温HAZ)で発生する。高温HAZでの孔食のほとんどはフェライト相中の(Ti、Cr)Nを起点としている。これら窒化物の周囲では明瞭なCr欠乏層は確認されず、その表面には不動態皮膜がほとんど形成されない。すなわち、孔食の発生は(Ti、Cr)N 表面の不動態皮膜の脆弱さが原因であると考えられる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら