水道スマートメーターの導入に向けて様々な課題がある中、山間部モデルとして箱根地区を対象エリアとし、通信の安定性とスマートメーターの実用性を公民連携で検証した。箱根水道センターに280MHz 周波数帯の基地局相当局を設置し、これを基点とした半径2km の範囲内のお客さま宅等にスマートメーター(R 値800)を設置した。データを1年間収集・蓄積し、気象の変化等と通信の安定性との関連性の検証、漏水発見やブロック内での系統の妥当性判断に向けた活用調査を行った。本研究により、導入に当たっての課題や水量データの有効活用が期待できる結果が得られた。