2021 年 53 巻 1 号 p. 25-32
1976~2020年に北海道の1,074区画(4.5 km×5.0 km)内の1,219調査路(2 km)と165定点でエゾライチョウTetrastes bonasiaの調査を行った.さらに,既存の論文・報告書,探鳥会などの記録を含め,2,041区画についてエゾライチョウの在・不在記録を得,分布図を作成した.エゾライチョウは山間部では1,291区画中758区画(58.7%),平野・盆地部では750区画中109区画(14.5%)で観察された.分布図作成で在・不在記録を用いたことで,山間部と平野・盆地部における分布の違いを数量的に,より明瞭に示すことができ,また従前の分布図の空白の区画の一部にもエゾライチョウが分布することを明らかにできた.