化学と生物
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解説
緑茶成分の免疫作用
抽出温度の違いで機能が変わる
物部 真奈美
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2021 年 59 巻 10 号 p. 504-511

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抄録

緑茶(Camellia sinensis L.)には免疫に関与する成分が含まれているが,免疫を賦活する作用があるものや,またその逆の作用を示す成分もある.しかし,緑茶の淹れ方や品種を選ぶことで,そのバランスを大きく変えることができる.ここでは,免疫に関与する緑茶成分と報告されている生理活性,温度による緑茶成分の溶出性の違いについて解説する.

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© 2021 公益社団法人日本農芸化学会
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