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土木学会論文集B2(海岸工学)
Vol. 70 (2014) No. 1 p. 31-49

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http://doi.org/10.2208/kaigan.70.31

和文論文

 東北地方太平洋沖地震を受けて,津波が越流しても粘り強く減災効果を発揮できる海岸堤防の構造検討が求められている.そこで,台形断面の三面張り構造を対象に,津波が越流する時の海岸堤防周辺での流況や洗掘の特性を明らかにした上で,海岸堤防が粘り強く減災効果を発揮するための裏法尻および裏法被覆工の工夫を水理模型実験により検討した.その結果,裏法尻での高流速とともに,海岸堤防の裏法肩での圧力低下の発生や裏法尻での圧力上昇が確認された.また,津波の越流による海岸堤防陸側での洗掘の深さと範囲が越流水深とともに大きくなっていた.それらへの対策として,切り欠きを設けたブロックをかみ合わせた裏法被覆工と,裏法尻に基礎工と地盤改良を施すことで,津波の越流に対して海岸堤防が粘り強くなることがわかった.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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