土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
高精度MPS法とDEMによるサンドリップル形成過程の数値シミュレーション
原田 英治五十里 洋行後藤 仁志清水 裕真居村 光孝松本 昌展
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2017 年 73 巻 2 号 p. I_511-I_516

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抄録

 沿岸域の海底砂面には種々のスケールの砂漣が観察される.振動流場を対象とした砂漣形成機構については多くの研究が進められてきたが,砕波点以浅の複雑な波動場における砂漣の発達機構は,実験計測や数値シミュレーションの実施が困難であるため十分な理解には至っていない.本研究では自由水面の解析に有効なMPS(Moving Particle Semi-implicit)法より砕波による複雑な自由水面を追跡し,移動床起伏の追跡には個別要素法(DEM:Distinct Element Method)を採用した数値シミュレーションから砕波帯以浅の砂漣形成機構を検討し,移動床の間隙水が砂連の凹凸の発達に及ぼす影響を計算力学的観点から明らかにした.

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© 2017 公益社団法人 土木学会
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