土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
越流津波による海岸堤防裏法尻の洗掘の数値解析と蛇籠工の効果の評価
中村 友昭谷口 淳也趙 容桓水谷 法美
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2019 年 75 巻 2 号 p. I_703-I_708

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抄録

 津波による海岸堤防裏法尻の洗掘とその対策としての蛇籠の効果に関する水理実験を対象に,連成数値計算モデルによる再現計算と数値実験を行った.その結果,蛇籠未設置時は流量によらず全ての条件で,また蛇籠設置時は水理実験で蛇籠に沈下が生じなかった流量が少ない条件で,最大洗掘深の変化の観点から水理実験結果との一致を確認し,同モデルの再現性を確認した.一方,流量が多く水理実験で蛇籠に沈下が生じたときは,蛇籠を沈下して設定することで水理実験結果に近づくことが確認でき,蛇籠の沈下を考慮して計算をすることの重要性が示唆された.蛇籠の諸元を変化させた数値実験より,蛇籠の設置段数が少なく,中詰材の中央粒径が大きい方が,最大洗掘深をより小さく,その発生位置をより遠ざけられ,洗掘対策としての効果が高い可能性が判明した.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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