海の研究
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原著論文
2007年7月18,19日,及び2010年1月29,30日の三陸沖海洋上層構造からみた海中音波伝搬
鈴木 美幸遠峰 菊郎 小笠原 英子
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2012 年 21 巻 1 号 p. 17-32

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抄録

三陸沖海洋上層構造と海中音波伝搬の関係を調べるため,2007年7月18,19日と2010年1月29,30日の海洋上層構造と海中の音波伝搬の様子を解析した。2007年7月の場合,沿岸域には津軽暖流水が幅広く分布することに加え,沖側にも暖水が存在し,さらに海面付近では高温となったうえ,親潮水がこれらの暖水塊の下層に分布する構造となっている。そのため,音源が親潮水の深度付近にある場合は,サウンドチャンネルに音波がトラップされ暖水が分布する層や海面付近でシャドーゾーンが形成された。また,津軽暖流水でも沿岸30 m深の海水温は比較的低く,ここに音源を設置すると周囲のより高水温の津軽暖流水や海面付近ではシャドーゾーンとなる。2010年1月の場合,親潮水が広く分布し,表層の一部では沿岸親潮水が分布しており,海面付近で表層ダクトが形成されていた。

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© 2012 日本海洋学会
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