東京大学大気海洋研究所
千葉県立中央博物館
海洋研究開発機構地球環境部門
京都大学防災研究所白浜海象観測所
水産研究・教育機構水産資源研究所
鹿児島大学学術研究院理工学域工学系
愛媛大学大学院理工学研究科
海洋研究開発機構付加価値情報創生部門
一般社団法人/ 株式会社ピリカ
2021 年 30 巻 5 号 p. 227-253
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観測や分析技術の革新は海洋学を大いに発展させてきたが,同時に海洋環境汚染など人間活動に伴う新たな問題も浮き彫りにしてきた。本稿では,今後10 年の海洋学の発展に関わる新たな手法として,環境DNA,BGC Argo,バイオロギングに着目した。また,2011 年の東北地方太平洋沖地震以降の継続した問題である海洋放射能,ならびに近年急速に注目を集める海洋プラスチックを,新たな問題として取り上げた。各節ではそれぞれの研究や問題の現状を論じるとともに,次の10 年に向けての展望や課題について議論した。
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